【アリスのパパ活日記vol.7】私の作戦

働かなくても定期的に大金が入るようになってから、私の持つものや服、遊び方はドンドン派手になっていった。

もちろん、パパと会う時はジーパンにテロテロなTシャツ。
本当にお金に困っている

 

が、ひと目で伝わるような服装だった。

 

貧相な服でパパと会い、お金を貰って家に帰った後は
派手な可愛い服を着て、
靴もスニーカーじゃなく高いピンヒールに。

 

化粧も下地と眉毛だけからフルメイクに。

勿論、つけまつ毛もバサバサ。

暗闇や夜に映えるメイクへと変える。
タクシーを家に呼び、夜の繁華街へと行く。

 

 

朝まで飲み、いい感じになった男を捕まえ、一緒にタクシーで私の家に帰る。
そんな生活を毎日していた。

優越感もあったんだと思う。
私ってなんて演技や切り替えがうまいんだろう

って、悦に浸っていた。
もうこの生活辞められない!!!!!!!
そんな気持ちでいっぱいだった。

 

 

パパからお金を貰い始めて、
中絶してから、
まだ1ヶ月半のことだった。


子供のことはどうしても忘れる事が出来なくて、
眠剤とお酒に頼った。

 

結婚を決めていた元彼の事を忘れるかのように、
他の男へ。
ホストへ。
クラブへ。
どうしようもないクズに成り下がっていた。
でも大丈夫。
私にはお金がある。
パパがいる。
そんな安っぽい考えで、
自分の気持ちや感情を誤魔化していた。

 

 

いくらお金があっても、使っても、他の男がいても、眠剤やお酒があっても……
満たされない自分がいた

 

パパといつも通りの時間に、
いつもの場所で、
待ち合わせをしてからものの二分で。
この日の私はブチギレた。

 

遡るのは前夜。
いつも、『おやすみ

とLINEを打ってから私は飲みに出る支度をしていた。

 

前日の夕方、実はキャバ嬢時代に仲の良かった
ほぼ同期、同い歳のギャルの家に居た。

夕方から飲みに出て、朝まで飲もう!

と前から約束していたからだ。

 

凄く楽しみだったし、実際楽しくて一軒目の居酒屋で
既に私たち2人はベロベロ寸前だった。

 

私の中には鉄の掟があった。
お酒を飲み始めたら、『パパへの連絡は絶対に返さない

 

これだけはいくら記憶が飛ぼうが、
酔おうが守りに守った。

 

酔ってパパに本音がポロリしちゃったら取り返しがつかないからね(笑)

これだけは忠実に守った。

お酒の勢いって恐ろしいから……

だから、その日も私は飲み始めてからパパへの電話もLINEも絶対に返さなかった。

パパはその事がすごく不満だったみたいで、私と待ち合わせて会った瞬間に
すんごい気持ち悪い顔、声、口調で子供が拗ねるかのように文句言ってきた。

 

二日酔いのせいもあってイライラしていた私は、

は?帰るわ。そんな事で文句言われたんじゃたまったもんじゃない

とだけ言って踵を返した。

二日酔いのイライラからの勢いもあったけど……
これも、私の作戦の内だった(笑)

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