【アリスのパパ活日記vol.3】パパと会わない日

パパからお金を貰い始めて、2週間が経っていた。
私の手元にはそれなりの大金があった。

ある日、キャバ嬢時代からお世話になっていた
仲の良かった先輩、芽衣さんに呼び出された。

芽衣さんはホストにハマっていて、
現役時代、私はよく付き合いでホストに一緒に行っていた。
現役時代、私は売れっ子だったにも関わらず、金はそんなに自由に使えなかった。

売れっ子に見せる為にもそれなりの高いアクセサリーを付けたり、お客様、所謂『太客』様とのお付き合いの為には幾らお金があっても足らなかった。

まあ、パパは着飾らない素(笑)のままの私が好きなようだったけど。

お店に着くと、芽衣さんの目の前には高い飾りと言われるブランデーやらのボトルが並べられた。

今まで、私には無縁で仕方が無かったボトル。
私にも、お気に入りのホストは居た。

色恋営業でも無く、友達営業でも無く、
適度な関係で悩み等を聞いてくれる、居心地のいい存在が。

現役時代は普通に飲んで終わっていた私だが、
パパからお金を貰うようになってからは週に5回ほど飲みに行ってそれなりの金額を使っていた。

好きとかっていう感情は全く無く……。

私も次第にハマっていくとも思いもよらず……

 

 

私が指名していた担当ホストは、パパ活の悩みも聞いてくれた。
嬉しくて私は高額なシャンパンを毎回卸すようになっていった。
満たされていくのが自分で分かった。
この瞬間だけは、私だけのモノだと感じていた。

 

パパからは相変わらず、気持ちの悪いLINEが来ていた。
そんな事もストレスにも、気にもならない自分がいる事が驚きで仕方が無かった。

勿論、ホストに来ている事はパパには内緒(笑)

私はここから来るっていった。
ホストクラブでの楽しさを覚えてしまい、
本来パパからお金を貰う目的や理由を忘れていた。

パパはココから大変になっていった。
何回も喧嘩した。

でもパパは私から離れなかった。
馬鹿みたいだと思って利用しまくった。

罪悪感と快感の狭間で揺れることも知らずに、
この時の私は財布に入っていた70万を全部使い果たした。

この時の私は罪悪感だなんて微塵も感じなかった。

もし戻れるなら、この時の私に言い聞かせたい。

程々にしておけよ」………………と。

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