私の思惑通り、この後は事が進んでいった。
勿論、パパがごねる事は何回か会ったけど、それはさほど私の中でストレスにも問題にもならなかった。
以前よりも貰える金額が増えたからだ。
前にも書いたように、パパはそれなりのお給料、
勿論、お金持ってるとまではいかないけれど普通のサラリーマンよりかは給料を貰っていた。
仮にも世界的な企業だからね。
相変わらずパパは二日に一回、電話を求めてきた。
求められるだけじゃパパ活は成り立たない。
パパの事を時には求めてこそだと私は思う。
だからこそ、時にはお金をもらって解散した後に、私の方から電話を求めた。
「さっき会ったばっかりだけど、寝る前に声聞きたいな。」
その一言で燃え上がるのが、
『中年の見た目冴えない妻子からもそれほど求められない男』
を私に夢中にさせるのには必要な一言だった。
何度も言うが私のパパは馬鹿なのですぐに信じた。
扱いやすかったんだと思う。
何度も繰り返す様にパパが喜びそうな言葉を言うだけで、パパは調子に乗った。
勿論、パパから私へ求める我儘な要求を増やさないように……
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