【アリスのパパ活日記vol.6】パパの初期教育Ⅱ

私の思惑通り、この後は事が進んでいった。

勿論、パパがごねる事は何回か会ったけど、それはさほど私の中でストレスにも問題にもならなかった。

以前よりも貰える金額が増えたからだ。
前にも書いたように、パパはそれなりのお給料、

勿論、お金持ってるとまではいかないけれど普通のサラリーマンよりかは給料を貰っていた。

仮にも世界的な企業だからね。

相変わらずパパは二日に一回、電話を求めてきた。
求められるだけじゃパパ活は成り立たない。

パパの事を時には求めてこそだと私は思う。

だからこそ、時にはお金をもらって解散した後に、私の方から電話を求めた。

さっき会ったばっかりだけど、寝る前に声聞きたいな。

その一言で燃え上がるのが、

中年の見た目冴えない妻子からもそれほど求められない男

を私に夢中にさせるのには必要な一言だった。
何度も言うが私のパパは馬鹿なのですぐに信じた。

扱いやすかったんだと思う。

何度も繰り返す様にパパが喜びそうな言葉を言うだけで、パパは調子に乗った。
勿論、パパから私へ求める我儘な要求を増やさないように……

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