私の中の不安はすぐに生活に出た。
睡眠薬を大量に貪り、OD。
記憶が無く意識が混濁状態でホストに行き、多額のお金を使っていた。
こんな事が何日、何週も続いた。
このままじゃダメだと思う中、現状に甘えている私がいた。
このままでいいや……
お金はある……
一定周期で入ってくる……
徐々に私の判断能力を鈍らせていった。
売れっ子キャバ嬢だった時とは比べ物にならないくらいのお金を手にしていた。
苦労して何になるの?
お金はこんなにもある。
私の顔と、性格と、喋りでこんなにも……
パパには就活の報告を逐一した。
私はあなただけには頼らないのよ。
自分の力で生きていく意思があるのよ……
そう、思わせる為に。
何を思ったのか就職活動を始めた私。
一社目にお祈り申されてからというもの、戦意は喪失。
履歴書も適当に書くようになり、次第に送らなくなった。
開き直ってしまったのだ。
お金に困ればまたキャバやればいいや~みたいな(笑)
前のお店、戻ればいいや、いざとなれば。
そう考えるようになり、求人サイトを見ることすら辞めた。
一人のパパから大金を手にするようになってから、
私の部屋には通販で買った高い服、靴、バッグの未開封のダンボールの山が出来ていた。
ルブタンの靴?その位女として履くのが当たり前よ。
そんな事まで言っていた私。
お金持ちになった「気」でいた。
その頃、もうパパから毎週多額のお金を貰う事が
自分のステータスの様に感じていた。
……もう、普通の暮らしには戻れない。
でも……一生このままではいけない。
いつかパパと終わりが来る。
その時私は、安易にまたキャバ嬢に戻れるのだろうか?
悩めば悩むうちに、私の夜遊び、男遊び、ホスト通い、
お酒の量は気持ち悪いくらいに増えていった
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