いつも通りパパからちょっと多目に80万貰った日。
その夜私はゆりちゃんと共にホストクラブにいた。
「今日は呑むぞー!!!お酒持ってこーい!!!!!!!」
いつもと違ってVIPルームに入った私達。
今日の軍資金は2人とも約200万ちょっと。
「ゆりちゃん今日は暴れるでーい!先に潰れた方がシャンパンいれて、
シャンコで大暴露一つずつしていこう!!!!」
(※シャンコ=シャンパンコール)
私達はノリにノッてガンガンお酒やシャンパンを開けていった。
この日はイベントも何も無い日。
普段から常連かつ太客なのに更に今日は金を使う日!
お金を使っても痛くも痒くもない!
自分の金じゃないから!
私達にはお金を運んでくれるコウノトリがいるぞー!!!
なんてドンちゃん騒ぎながら、昼前くらいまで飲み続けた。
流石に酒豪の私でも朝方からの記憶が無い。
もしかしたら繁華街で暴れ倒したかも( 笑 )
なんて思えるくらい楽しかった気持ちと、コケたであろう足の傷が痛んだ。
ベロッベロになって記憶も無くして、
担当のホストをお持ち帰りしてセックスして寝て起きて……
気付いたら夜だった。
お酒が抜け切ってなくて、
頭の上にカビゴンでも乗っているんじゃないかってくらい重たくて痛かった。
身体中もだるくて、『ついにおっさんだけじゃなく悪霊にも好かれるようになったか私……』
と思った。
ふと携帯が鳴ったので見てみると、そこには諭吉コウノトリこと、
パパからの怒涛の気持ち悪いLINEばかりだった
抜けてないお酒の気持ち悪さと、
パパの気持ち悪さとパパの異臭を思い出してトイレで3回リバースした。
せっかく呑んだお酒が台無し
と怒りながら便器を蹴った。
機嫌の悪さが最高値だった私はそのままの勢いでパパに暴言を吐いた。
後々これは結構面倒臭い喧嘩になった……
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