ゆりちゃんが身体ありきのパパ活をしている事を知ってから、
私達はよく会うようになっていた。
ゆりちゃんは体の関係ありきでも、月に50万程だった。
正直見下していた
ピルを常服して、体調や精神面も私とは比べ物にならないくらい病んでいた。
「ゆりちゃんは何で体の関係アリでパパ活するの？」
素朴な疑問だった。
ゆりちゃん「私はね、口でうまくどうこう言うのが面倒臭いの！
出来ないとかじゃないけど、体使った方が手っ取り早くて楽なんだもん」
「楽」
という言葉に私は違和感を感じた。
労働収入では無いから、確かに普通に働いて50万や150万稼ぐとなると凄く大変
ゆりちゃん「ま、その分すぐにパパとの関係切れるから新しいパパ探すのに苦労するし、
コスパ悪いかもね～」
なんて、ヘラヘラしながら答えてくれた。
私含む周りでパパ活している子達の中で、ゆりちゃんはダントツで
パパとの関係期間が短かった。
私的には、コスパは悪いし、また新しいパパと1から関係を築いていく手間を考えたら、
体の関係は断固持たず、1人のパパの長く関係を持つことだと思う。
まあ、人それぞれなんだけどね(笑)
色ボケ中年親父の相手は誰であろうと、体の関係があっても無くても大変なことには変わりがない。
色ボケクソ親父ってのは、どこに行っても何をしてもクソ。
仕事以外では(笑)1度、本当に偶然たまたま。パパが仕事をしている時を見た事がある。
その日、私は病院帰りに、家電量販店によった時だった。
持病の喘息が風邪によって悪化したので、喉を乾燥させない為に加湿器を買いに行った時だった。
パパは仕事の関係で、珍しく量販店に来ていたそう。
私は遠くからひと目でわかった。
「何でお前がいるんだよ！！！！！！！」
と地団太を踏んだ
暫くの間、遠くからパパの仕事ぶりを観察する事にした。
仕事中は本当に『言ってる事だけあって』仕事が出来る人だった。
見た目が気持ち悪い不細工なのは相変わらずだったけど(笑)
キモーって思いながら、私はパパが1人になったタイミングで声を掛けた。
「偶然だね！凄い嬉しい♡」
と、満面の笑みで。
パパは勿論凄く驚いて、「こんな所でどうしたの？体調は？」
と私に聞いた。
「持病の喘息が酷くて……加湿器を見に来たの！……
でも高くて私には手が届かないから、お試しだけしようと思って(笑)」
と、顔色悪いながらも明るく振舞ってみた
パパはすぐに、私を店外に出し、一番高い小型の加湿器を買ってて私に来てくれた。
「よっしゃ儲け(笑)」
と、心の中でほくそ笑みながらも「悪いよ……いいの？」
と聞いた。
「勿論だよ！彼氏なんだから、それくらい当たり前だよ！」
とパパは気持ち悪い笑顔で言ってくれた。
その加湿器を私は持ち帰り、今でも愛用している(笑)
パパ活っていいよね。
お金だけでなく、欲しい物も言い方によっては簡単にタダで手に入るから( 笑 )
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