パパを『教育』し始めて少したった頃。
ホストなら『育て』と言ったところだろうか。
私はパパの事を馬鹿だと見下していたが、ある意味尊敬していた。
どうしてこの人はここまでも歳の離れた私の為に、ここまでしてくれるのだろう?
好きって気持ち、そんなに重要?
って。
私は今まで本当に男運にも男を見る目にも恵まれて無くて、世間一般的なまともな性格の人と付き合ったことが無かった。
必死になった事もさほどなかった。
だからこそ、パパから学ぶ事はあったし、その真っ直ぐな私への気持ちに気持ち悪さも覚え、引いていった。
パパへは何回も怒ってキレた。
精神的不安定を装って、私の機嫌が悪い時に理不尽な事でキレまくったりもした(笑)
パパは、「こんなにも追い詰められているのに、俺ばっかり我が儘言ってごめんね……」
とその度に何度も謝ってきた。
私はそれを繰り返す事で、パパにあることを思い込ませた。
「貴方は私に我が儘ばかり言ってくるけど、私は貴方に我儘なんて言ってない」
これを思わせる事で、パパからの要求や我が儘を格段に減らした。
そして、私からの要求は通りやすくなった。
ここからは本当に楽にお金を引っ張り出せれるようになった。(笑)
キャバ嬢を本気でやっていたからこそ、自然に出来たコントロール。
私が唯一持っていた、強い力だった。
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